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秋の八方尾根Q&A (後編)

昨日、ご紹介した秋の八方尾根についてのQ&Aの後編でございます。
前編はコチラをどうぞ。

2024.09.17 秋の八方尾根Q&A (前編)
https://www.hakuba-highland.net/news/1163/

Q1:八方池山荘から八方池までどれくらいの時間がかかるの?

はじめに八方池山荘から八方池に向かう道としては、岩がゴロゴロしている「登山道コース」 と、歩きやすく整備された木道コースがあります。
登山道コースは、最短距離を進むコースですが傾斜もきつく石もゴロゴロとしており歩きづらい箇所があります。もしこちらのコースを通るのでしたら体力に比較的余裕のある(はず)登りの際に通られるのがおススメでございます。
一方の木道コースは歩きやすいコースとなっており傾斜も緩くなっています。距離が登山道コースよりも長いというのが難点ですが、途中にベンチもありますので普段歩くことが無い方も休みながらゆっくりと登ることが出来ます。

そして、八方池山荘から八方池までの所要時間は体力のある方ですと60分前後で、そうでない方も休み休みでも90分いていただければ到着することが出来ます。

Q2:八方池あたりの気温はどうなっているの?、どのような服装を着ていけばいいの?

まずは、気象庁の白馬の観測地点の9月下旬から11月上旬にかけての平年の気温は以下の通りです。
ご覧の通り、10月中旬以降は最低気温が10℃以下となる日が出てきます。一般的に標高が100m上がるごとに0.6℃気温が下がるといわれていますので、標高2,060mの八方池では白馬村内より気温が7~8℃くらい低くなることが分かります。また、八方池周辺は低木林や高山植物が咲いている程度で風よけになるような木々はほとんどなく、直接風を受ける形になりますので体感気温的にはもっと寒く感じることがございます。

ですので、基本的にはウインドブレーカーや長袖シャツをベースにして早朝や天候によってはフリース、薄手のダウンジャケットなどの防寒着があると良いでしょう。あとは、雨具の持参をお忘れなく。また、靴については登山靴までは不要ですが動きやすいトレッキングシューズ(運動靴)があれば大丈夫です。

Q3:今年の紅葉の進捗状況は?

例年ですと、
八方池周辺が9月下旬~10月上旬
黒菱平周辺が10月上旬~10月中旬
うさぎ平周辺が10月中旬 ごろが一つの目安となります。

よく、紅葉の目安として「最低気温が8℃を下回るようになると紅葉が始まり、5~6℃になると急激に色づく」などと言われています。(諸説ありますが・・・)

先ほどの標高100mで0.6℃下がるという計算式で算出してみても、まだ八方池周辺でも最低気温が8℃に達した日が今シーズンはなくまだ時間がかかりそうな感じがします。
しかし、昨年も今年同様に暖かい日が続いていましたが、10月の3連休前の10月6日(金)に白馬三山が例年より早く初冠雪となるといったケースもございます。週間予報などをみると、今週末は雨予報(その影響で大量のキャンセルが出ました(涙))でこれをキッカケに気温が下がってくるとの予報ですので期待しましょう。

以上、2回にわたって秋の八方尾根についてよくお問い合わせいただき内容についてQ&Aでまとめさせていただきました。

また、紅葉の進捗状況などはこのスタッフブログやInstagramでご案内させていただきます。ご期待ください。

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