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【不定期連載】白馬近辺の土木建築遺産を訪ねて(第1弾)

皆様が白馬に期待することは雄大な自然であることが多いと思います。

しかし、白馬村近辺には日本の近代化を支えたり
厳しい自然を克服するために先人たちが作り上げてきた
土木や建築の遺産が意外とあるのです。

そんな土木や建築が好きなスタッフゆうすけが
白馬近辺の土木建築遺産を訪ねる不定期コーナーが始まります。

まず今回紹介するのが白馬村のお隣、小谷村にある「親沢橋」です。
ホテルから車で15分ほど、大糸線千国駅からなら徒歩で15分ほどにある小さな橋です。

中島武と言う橋梁技術者が世界で初めて鉄筋コンクリートローゼ橋
(ローゼ橋とは補剛桁とアーチ部材の双方で曲げモーメントを分担する補剛アーチ橋の事)を設計、長野県木曽郡木曽町にある大手橋に次いでかけられたのが「親沢橋」になります。

親沢橋が架橋されたのは1937年(昭和12年)。
鉄筋コンクリートローゼ橋が生まれた背景には日中戦争がはじまり
鉄材不足の影響もあったようです。

この橋のかかる道は当時は国道148号線でしたが
バイパス完成後、村道となって往来する人も僅かとなり
緑の森の中で静かにたたずんでおります。
老朽化が進み一時は架け替えも検討されたのですが
2002年に「土木学会選奨土木遺産」に認定、
(長野県内にある中島武設計のRCローゼ桁群 大手橋,姫川橋,親沢橋,昭和橋,栄橋)
これを機に保存修復され現在にこの姿を留めています。
この橋のすぐ隣には大糸線が走っており
アーチ橋の柱の間から走る列車を見る事もできます。

次回は小谷村にもう一つある中島武設計のRCローゼ桁群
「姫川橋」を紹介したいと思います。

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